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備蓄米の味は?誤解しないで。お米農家が教えるお米をもっと好きになるための新提案!御稲プライマル
2025.08.30

備蓄米に抱かれがちな誤解

 

「備蓄米っておいしくない」「食感が悪くて、香りも飛んでる気がする」

——そんな声を耳にすることは少なくありません。

確かに、備蓄米は“非常時のために保存しておくお米”という性質上、数年単位の保存期間を想定しており、どうしても精米したてのお米と比べて香りや水分量、ふっくら感に差が出てしまうこともあります。

しかし、それは「備蓄米そのものがまずい」という意味ではなく、食べ方や保存方法、選び方を間違っているケースが多いのです。

そして、なにより——

お米という食材そのものが、本来持っている多彩な美味しさや個性が、「まずい備蓄米」のイメージで誤解されてしまうことは、とても残念に感じています。


備蓄米をおいしく食べる第一歩は「ちょい足しブレンド」

 

私たち御稲プライマルでは、「備蓄米のポテンシャルを引き出す工夫」として「ちょい足しブレンド」を提案しています。

たとえば、3合のお米を炊くときに…

 

・2合を備蓄米

・1合をミルキークイーンやもち米など、粘りや甘みが強い品種

 

このように、自分で少量の美味しいお米を混ぜるだけで、驚くほど香りや食感が変わります。

特にミルキークイーンは、柔らかさと甘みが強く、冷めてももっちり。

備蓄米の硬さやあっさり感を見事に補ってくれます。

こうした“自分で味を整える”行為は、単なるテクニックではなく、日常の中で「ご飯を楽しむ」意識を取り戻すきっかけになると、私たちは信じています。


ブレンド米は「1+1=2」じゃない。味は奥深くなる

 

お米をブレンドする、という発想は実はとても繊細なものです。

ただ混ぜれば良いのではなく、味わいの相性や役割分担を考えることで、単一品種にはない「複雑な美味しさ=うまみのレイヤー」が生まれます。

たとえば…

 

・ミルキークイーンの「やさしい甘さ」

・コシヒカリの「強い旨味」

・備蓄米の「さっぱりした抜け感」

 

それぞれの個性が重なり合うことで、咀嚼するたびに異なる表情が感じられるご飯になります。

ただし、本当に素材の良さを味わいたいときは、単一品種で炊くのがベスト

“ブレンド”はあくまで補完やアレンジとして活用し、「今日はあっさり」「今日は香りを楽しみたい」と、食卓の選択肢が広がることが大切です。


備蓄米を「我慢」ではなく「工夫」で楽しむ

 

備蓄米を炊くときに、ちょっとしたコツを取り入れるだけで、味わいがまるで変わります。

 

・水はやや少なめにして炊く(柔らかくなりすぎを防ぐ)

・2〜3分蒸らすことで、水分が均一に行き渡り、粒立ちが良くなる

・日本酒を少し加えると、風味と甘みが際立つ(ごく少量でOK)

 

こうした工夫は、料理上手でなくてもすぐに取り入れられます。

そして何より、「今日のご飯がちょっと楽しみになる」——その気持ちの積み重ねが、災害時にも“心の備え”になるのではないかと私たちは思っています。


備蓄米から始まる「お米を好きになる」体験

 

備蓄米に対するネガティブなイメージは、実は「お米全体への誤解」につながっていることがあります。

でも、ほんの少し視点を変えて、食べ方を変えてみることで、「お米って意外と奥深い」「毎日味が違うのが楽しい」

そんなふうに、お米との関係性が少しずつ変わっていくのです。

御稲プライマルとしては、備蓄米の専門業者ではありません。

ですが、お米に真摯に向き合い、ブレンドの妙・香りの個性・農家のこだわりを伝えてきた立場として、「どんなお米も、工夫次第でおいしくなる」ことを届けていきたいと考えています。


最後に|御稲プライマルからの提案

 

「備える」ことは、「妥協する」ことではありません。

それは「日常を大切にする」ことの延長にあるはずです。

備蓄米を美味しく食べたいと思ったら、ぜひ御稲プライマルのお米を1合だけ加えてみてください。

きっと、「あれ、なんか今日のご飯おいしいな」と思えるはずです。

そして、もし本当に美味しいご飯を味わいたい日があれば、単一品種の「まゆみ姫」や「五百川」など、私たちが厳選したお米を手にとってみてください。

あなたの食卓に、小さな驚きと、深いうまみをお届けします。