100年以上の経験・知識で、新しい農業のカタチをつくる。

御稲プライマルとは about us

水どころは、米どころ
福島県のほぼ中央に位置する本宮市は、阿武隈山系や安達太良山から連なる山並みと阿武隈川をはじめ、大小さまざまな10本の川が流れています。豊富な水が優れた米を育む源となっており、その品質の高さから江戸時代より御城米として幕府に納める生産地にも選ばれていました。
伝えたいこと
イネを敬い大切にすべきものとして「御稲(みいね)」。食が命の根源であり主要なものとして「プライマル」。その想いを胸に、米文化の継承と魅力発信を行っています。そして、お客様の食卓に「おいしくて、安心」をお届けするまで、徹底した管理体制とデータ分析をもって「美味しさや品質」を保つ取組みを展開しています。
緑が広がる肥沃な大地と清冷で豊かな水に恵まれたこの地で、米づくりを始めたのが1904年。多くの危機があった中でも断念せず乗り越えてきました。これからも、熱意をもって米と向き合い進化を続けます。

御稲の3つの当たり前 point

御稲プライマルは、お米をつくって終わり。買っていただいて終わりではありません。お客様に安心して食べてもらうため、楽しんで食べてもらうために、私たちの「3つの当たり前」をご紹介します。

御稲プライマル
一元管理
誰でも安心して食べていただくために5つの管理方法を取り入れ、栽培からみなさまにお届けするまでの一元管理に取組んでいます。
データ管理
それぞれの米の性格や情報をデータベース化し、独自の米質評価システム(特許製法)を構築・運用して、常に安定した商品を再現性高く提供します。
情報発信
イベントやCSV活動、レシピの提案など、食や農業を知ってもらう「きっかけ」になって欲しいという想いから、年間を通し情報を発信しています。
  1. 口に入れるものだから、栽培からお届けまで一元管理

    御稲プライマルでは、5つの管理方法を取り入れています。長きに渡り培ってきた経験をもとに、栽培管理や地域別管理・品質管理などの体制を整え、栽培からみなさまにお届けするまでの一元管理に取組んでいます。また、FGAPの認証農場にもなっており、放射性物質に関する審査基準(30項目)をクリアしています。

    一元管理
    栽培工程管理
    環境に配慮した持続性の高い農場運営を目指し、徹底した農産物の生産工程管理を行っています。圃場ごとの土質や地域性を考慮した栽培計画、肥料などの使用履歴の記録保管や作業者の安全確保に努めています。
    記録保管管理
    収穫後の籾の乾燥状態(量・温度・時間)を記録して、自然乾燥のような仕上がりを実現しています。また、精米情報(温度・白度・歩留り)も記録し、正確な精米作業を行い品質の高い商品に仕上げています。
    商品適正管理
    当地域を5つに分けた地域別管理により、同じ品種であっても地域の違いで別品種として扱っています。 さらに個体別シールの添付・パレット別管理を行い、細分化した商品管理をすることで、トレーサビリティに細やかに対応いたします。
    品質保持管理
    玄米を低温倉庫にて保管し、室温15℃以下・湿度60~70%を保っているため、一年を通して品質が安定しています。作り置きはせず、鮮度を重視するためオーダーをいただいてから倉庫内から搬出しています。
    環境保全管理
    定期的に機械設備の点検・メンテナンスを実施して、長く大事に使用しています。専門業者と連携して防虫・防獣対策を行い、お米に最適な貯蔵環境を作っています。
  2. 米質の評価や美味しさの基準をデータで管理

    あらゆる測定分析(ブレンドや食味等)データを蓄積して、お米を総合的に判断しています。これらの取り組みは、「炊き立てを食べるのか、冷えた状態で食べるのか、どんなコメ料理をするのか」食べる人を考えて、翌年の米づくりへと活かされていきます。そして、お客様が一番食べたいお米をお届けいたします。

    データ分析

    米質を総合的に判断し、それぞれの米の性格や情報をデータベース化することにより、 独自の米質評価システム(特許製法)を構築・運用して、常に安定した商品を再現性高く提供します。

    等級検査
    玄米の格付け(1等、2等、3等、規格外など)を行っています。等級検査は、玄米評価の基本であるため、農産物登録検査機関として国の許可を得て行っています。※等級検査…整粒割合、水分、被害粒、異種穀粒など
    食感測定
    炊飯後の粘り・硬さ・こし・付着、といった人間の食べる感覚(テクスチャー)を測定しグラフ化。検体の成形時間を一定にして3回以上の測定を実施し、正確な結果を得ています
    食味成分分析
    水分、タンパク質、アミロース、脂肪酸値(玄米のみ)を分析し、スコア化。一般的に食味スコアが高いほど、おいしいと言われています。水分を含む測定(辛口評価)と含めない測定(甘口評価)方法があり、当社は水分を含む測定方法を採用しています。
    官能試験
    実際に食べたときの感覚について、官能評価試験(比較ブラインドテスト)を行っています。炊き上がりから再加熱までの経時変化についても5段階で評価しています。
    GABA測定
    米に含まれている神経伝達物質のGABA(γ-アミノ酪酸)を測定します。品種別、地域別、玄米、精米について行います。
    【データ分析の取り組みについて】
    お米の一般的な評価方法として、食味値、等級、食味ランキングなどがあります。また、米に関する認定制度には、お米マイスター、お米アドバイザーなどがあります。
    機器設定による高スコアや目視検査、一部地域のみの官能評価は米質評価の一側面でしかありません。
    例えば「食味値九〇、一等米、五つ星マイスター太鼓判」という米の場合、弊社はこの米に対し高評価は行ないません。その逆のケースであっても同様です。米の良し悪しについて、一端のみを捉えて安易に結論付けるのではなく、その考えの根底には、裏付けとなる取り組みが必要であると考えます。
  3. 食や農業の楽しさ、面白さを知ってもらう「きっかけづくり」

    美味しい食べ方や農業体験などを通して、「少しでも知ってもらう、もっと興味をもってもらう、農業に目を向けてもらう」という想いから、常に情報を発信しています。お米関連商品のご案内や地域交流イベントの開催などの「きっかけづくり」を行っています。

    イベント
    食をテーマに「見て・触れて・食べる」が詰まった体験型イベントを当社圃場で開催しています。自慢の農産物の試食をはじめ、田植えや稲刈り体験のほか、大きな機械に乗ったりと、市内外からの参加も多く、「面白い‼」「また参加したい‼」「美味しい‼」という多くの声をいただいています。
    CSV
    食育の推進に役立てるよう、「米づくり教室」の開催や、まちなかにプランター稲を設置し、稲が花を咲かし育つ様子を実際に見てもらっています。また、フードバンクや子ども食堂などへのお米の寄付を行っています。これらの活動が、「食の大切さ・喜び・楽しみ」の実感となり、「農業への関心」が人から人へ繋がり広がっていってほしいと思います。
    レシピ
    「米から生まれた農家めしや 麹料理のオススメレシピ」を公開しています。手軽で簡単、ワンランクアップ、意外な使い方、など知っておくと便利な情報を発信しています。普段の料理がさらに美味しく楽しくなります。
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